空き家の火災が怖い理由は人が住んでいないため、災害発見が遅れたことによる周辺住宅への二次災害です。

火災だけでなく不法投棄や老朽化などが原因の場合があります。

今回の記事では「空き家だから起こってしまう災害」「お持ちの空き家について損しない方法」について紹介します。今回の記事により、空き家を所有している方が気をつけるようになっていただければと思います。

■空き家だから起こってしまう災害

空き家とは住んでいる住民がいない状態で１年が経過した時に指定されます。

元々住んでいた住民が急になくなり、相続を行った後や相続できずに放置されて指定される場合がほとんどです。

空き家だからこそ起きてしまう災害があり、災害により近隣住民への様々な被害が発生します。

・老朽化による被害

　空き家は人が住んでいない状態で放置し続けると老朽化が急激に進みます。

　老朽化したことにより倒壊の恐れがあり、周辺の住宅や歩行者に大きな被害を与えます。

　地震で倒壊を起こしてしまう場合や旭川は降雪量が多いため積もった雪により倒壊する恐れがあります。

・火災による被害

　火災は一つの物件から周辺の物件に燃え移る可能性があるため災害の中で一番危険視されることが多いです。

　住民がいないことで発見が遅れてしまう場合があるため、空き家の場合は特に心配しなければなりません。

　火災は他の災害に比べて死亡率が非常に高いうえ、空き家のように草木の整備を怠っていて燃えやすい環境の場合はタバコなどの小さい火で燃え広がる場合もあります。

・不法投棄による被害

　空き家であることをいいことに不法投棄する方がいます。

　不法投棄は家電から生ごみまで幅広く、生ごみが増えることにより害虫や動物が住み着くことが多いです。

生ごみによる臭いや排泄物の臭いなどが充満し近隣住民のクレームに発展する場合があり、住み着いた動物による被害がある場合もあります。

　

空き家により近隣住民への被害が出た場合、損害賠償を所有者が支払わなければなりません。

近隣住民の被害が出る前に所有者は早期売却や不動産による買取をおすすめします。

■お持ちの空き家について損しない方法

空き家を使っていない場合でも所有しているだけで固定資産税が加算されます。

所有者は損しないためにも物件売却、賃貸運用、土地売却などの選択をすることができます。

・物件売却

　空き家を売却する方法です。空き家になってから維持管理をしていれば売却することが可能ですが維持管理が

　できていない場合は売却するのが非常に難しくなります。不動産会社による買取という方法もあるため、一度不動産会社に相談することをおすすめします。

・賃貸運用

　空き家を他者に貸すことで定期的な収入を得る方法です。物件売却同様維持管理をしなければすぐに貸し出すことができないのですが、空き家になってすぐの場合は賃貸運用をすぐに行うことができます。維持管理がされてなく物件に問題がある場合はリフォームを行う必要があるため、今後の収入を考えたうえで選択することをおすすめします。

・土地売却

　築年数が経っている物件に効果的な売却方法です。20年程築年数が経っている場合は建物としての金額がほとんどなくなっています。物件売却との大きな違いは購入者の目的が新築物件を建てるために購入するところであり、所有者は更地にしてから売却するか物件を建った状態で売却するかの選択が必要になります。

　解体工事に100万円程かかりますが物件が残っている場合でもほとんど同じ金額の値引き交渉が行われます。

　

■最後に

年々空き家が増えてきており、空き家が原因の災害が多発しています。

災害が起こったことにより所有者の負担発生する場合があるため早めの対処をおすすめします。

空き家物件の対処法にお困りの方は是非ご相談下さい。